紫外線計をもっと使いやすくしよう
〜 プロジェクト ひとりでできるもん! 〜
Last Update: 6th, Jun, 2000
概要
紫外線計を使いやすくしようでは、UVセンサの取りつけ方を工夫し、持ち歩いて表示を読むときに、自らの体でUVセンサを日陰に入れてしまうことのないようにして、彼女にプレゼントするモデルの原型を考案してみました。
今回は、それをよりコンパクトにするために、8ミリビデオのカセットケースを用い、突出のないスライドスイッチをとりつけて、彼女へのプレゼントとしての完成度を高める試みをしてみました。これは、そのときの製作メモです。
8ミリビデオのカセットケースのよさ
8ミリビデオのカセットケースは、デジタル温度計キットを作ろうでも用いたように、(有)秋月電子通商から発売されているキットの超小型基板(47×72mm)と006P電池を収めるのにちょうどよい大きさですし、蓋をしめたときのカチッとした感触もあります。何よりよいと思っている点は、006P電池がピッタリと収まってくれる場所があることです。
製作にあたって苦心したこと
キットそのものの製作は、紫外線キットをつくろうのページや紫外線計を使いやすくしようのページを参照していただくことにして、ここでは、8ミリビデオカセットケースに収納するにあたって苦心したことを書くことにします。
- ケースの底にICL7136の動作を安定させるためのシールドとなるアルミシールを貼るために、基板を底から浮かせる必要があるのですが、006P電池といっしょでは、無理がありました。
- このため、基板は、切り詰めて、ハンダ面がアルミシートと接触することのないように、蓋の側に取りつけることにしました。
- 基板を切り詰めると、パターンの一部を欠くことになり、これを補うために、リード線を用いました。
- カセットケースの構造上、センサ部やスイッチ部分のハンダ付けに苦労しました。
製作を終えて
よりコンパクトなものを作ることができました。しかし、使い勝手は、紫外線計を使いやすくしようで作った「モデルの原型」のほうがよかった感じがします。それは、スイッチの位置によるものです。「モデルの原型」は手前にスイッチがあり、計測の体勢になってから左右どちらかの親指でスイッチを入れることができました。今回のものは、計測の体勢になってからですと、右手の人差し指です。
また、カセットケースのプラスチックは、強く締め付けたビスの穴の廻りに細かいヒビが無数に入っています(破損につながるほどのものではありませんが)。
よりコンパクトなものを求めるのであれば今回のものですが、総合的な判定としては、「モデルの原型」に軍配が上がるかもしれません。^^;
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