XFree86 PC98 Servers 非公式ガイド
最新状況
XFree86-3.x以降で新規に導入された機能等を紹介します。一部には
XFree86全般に含まれる内容も書かれていますので、PCATユーザーにも
お得な内容です(笑)
XFree86-3.3.2に関する新機能
- XF86Setup,XF98Setup
XF86Setupでの日本語対応およびXF98Setup(XF86SetupのPC98版)を作成
しました。配付物での対応は以下の通りです。
- X332set.tgz : XF86Setup(英語版)
- X332jset.tgz : XF86Setup(日本語版)
- X3329set.tgz : XF98Setup(日本語版)
なお、XF98Setupの英語版はありません。また、日本語版を使用する場合は、
日本語フォントが組み込まれている必要があります。セットアップ画面に
XF98_EGCを用いる場合は、"XF98Setup -egc"と実行してください。
- XF98_MGA
Matrox Millenniumが動作するようになりました。どちらも
ほとんど問題ないレベルで動きますので、現在お勧めのボードの1つです。
Mystiqueに関しては、事前にWindows95での初期化が必要など、
まだ問題が残っています。
- XF98_SVGA
Cirrus Logic CLGD7555などに暫定対応しました。あくまで暫定対応
ですので、完全に動作するにはまだ少しかかりそうです。
XFree86-4.0に関する新機能
- XF86_LOADER
XFree86-3.2Aのリリース以降で、開発がXFree86-3.3とXFree86-4.0
の2本に別れました。XFree86-4.0系列には、Loadable Serverの機能
が取り込まれました。Loadable ServerはXF86_LOADER(XF98_LOADER)
という単一のサーバーで構成され、モジュール化されたオブジェクト
を起動時に動的にロードして立ち上がる機構です。
- XF98_PEGC
XFree86-4.0から、XF98_NEC480はXF98_PEGCと改名されます。
NEC480という名前は元々640x480ライン用ドライバという意味で
名付けられましたが、現在では、NEC480ドライバで640x400を
表示させる事も出来ますし、PEGCという名前も比較的良く知られ
ていますので、変更する事となりました。
その他
Trident TGUI968x, Cyber9320用のサーバーは開発中の物である
事から、TGUI9680や9682において画面にゴミが出るという現象が
発生したりする事があります。動作がおかしいようなら、
options "no_bitblt"を付けてみて下さい。また、BitBLT等の
アクセラレーションコードは開発中のため、まだ本来の性能を
発揮できません。なお、Cyber9320では動作しません。
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