NMW2000におけるIAAデモの反省(案)
〜主として Members ML から〜
Last Update: 26th, Jul, 2000
成果の概要
- NMW2000の参加の仕方として
- 事務局が新潟県やソフトウェアセンターと徹底的に話し合いの場をもったことにより、NISOCの立場を明確にできた。
- 主催者行事の協力として、NISOCとしてやりたい活動をするという参加の仕方ができた。
- IAAのデモとして
- WIDEからサーバを借りることができ、サーバをたてて、実施することができた。
- モバイルチームを編成することにより、AC電源・電話線なしの環境でも出来ることをアピールできた。
- 開催中3日間の来場者数(16,641名)の約1.3%(約220名)から登録及び検索を体験してもらうことができた。
- 開催中3日間の来場者数(16,641名)の約0.9%(150名)からアンケートを得ることができた。
- 開催中3日間の来場者数(16,641名)の約17.4%(2,900名)にIAAのビラを配布することができた。
問題点の概要
- NMW2000主催者にかかわることについて
- 活動団体紹介のパネル?がA4の紙であり、位置的にも入場者に読める代物ではなかった。MLでかなり時間をかけて検討した価値があったか疑問が残る。
- 前日日準備の全体が遅れていて、しかも搬入口にあたっていたため、IAAブースの設営作業は、17
時近くまで開始できなかった。
- IAAのデモの準備について
- IAAのデモ未経験・入会1年未満という実行委員長であったため、実行委員長自身がイメージをもちにくく、的確な指示が出せなかった。しかし、事務局をはじめとする会員各位のフォローにより、問題を残しながらも、準備が進み、一応の成果を収めることができた。
- 借りたサーバで何が出来るのかが解らないと準備の見通しが立たない面があった。(実質3日前の7/3(月)に、Web、Windowsクライアント、iモードの3つができること明らかになった。このため、IAAのビラの原稿作成が遅れた。)
- 準備不足が多々あった。(後述)
- IAAのデモの運営について(後述)
- 接客に関する問題点
- バックヤードの必要性、ブースのはみ出しに関する問題点
問題点の詳細(後述部分)と解決の方途(→)
準備不足
- ISDNルータがうまくネットワークにつながらない。→前日準備以前にテストをして、設定作業を完了させておくことが可能である。
- ビデオテープに映像が入っていない。→事前のチェックが可能である。
- iモードの携帯端末がない。→今回はサーバの到着時期やNMWの特質から、やむをえない面があるが、今後は、早い段階で準備品目に加える。
- 事務用品(ガムテープ、ハサミ、鋲など)がない。→前日準備として必需品であることを認識する。
- マウスパッドがない。→Windowsにはマウスが必需品であること、パソコンの付随品であることを認識する。
- アンケート関係用品(筆記用具、下敷きなど)がない。→アンケートをとる際の必需品として認識する。
IAAのデモの運営について
- 来場者(お客様)主体の基本的姿勢が不十分な場合があった。→正しいマナーや方法(接客の基礎・基本)を知り、実現に向けて努める。
- ブースの真ん前で長々と打ち合わせをしない。→ブースの裏などに移動する。
- お客様に尻(背中)を見せない。
- 椅子はお客様が優先。連れの方にも座ってもらう。
- できるだけ通路の真ん中で立ち止まらない。
- 話を聞いていただいたお礼は、説明員以外の人も言う。
- 説明用の席(椅子)で作業をしない。
- お客様に体験してもらう方法(特に入力)に統一性がなかった。→お客様の実態に応じて行うのが良く、統一する必要はないが、本人の入力にこだわらることなく、代行入力も考慮に入れておくのがよい。最初に検索結果の一例のプリントアウトを見せるのも一方法である。
- 2 日目以降は端末が満員御礼状態になることが多かったので、調整しながらの誘客であった。→端末の数を増やすか、アンケートにこたえていただく方にはは別の席に移っていただき、端末を効率よく使うようにする。
- しばらくブースを離れるときは、その旨を誰かに伝えてからにする。→運営に携わる一員として、勝手な行動をしないという自覚をもつ。
- チラシ類の管理、ポップの製作、個人的ホストを追い出す等の点から、バックヤードが必要。→可能であれば、ブースの後ろの壁に穴を空けてもらう。または、主催者行事に協力しているのであるから、管理や制作のための主催者控え室を確保してもらう。
- となりのブースにはみ出していることがよくあった。→大きなトラブルになってもおかしくない状況であるので、以後、意識的に注意を払うようにする。
- ウィルスと団体紹介などの質問に対する対応。→場合によって主催者にフィードバックするのがよい。
準備・開催日の成果と問題点〜河内さんの報告を中心として〜
7月6日(前日準備)
- 成果
- 7月7日(1日目当日)の8時集合で、大丈夫なところまで準備完了。
- 問題点
- ISDNルータがうまくネットワークにつながらず、会場での設営を終了。(18:30頃)
- 場所を変えて井上さんを中心にISDNルータ設定作業を実施。本間@新発田さんもかけつけ、作業すべて終了。(21:30)
7月7日(第1日目)
- 成果
- 誘客を熱心にしたため体験した方も多数となった。
- アンケートに積極的に協力いただき20名程度のデータが取れた。
- 問題点
- iモード用のページがエラーで動かなかった(未解決)。
- iモード用のページを見るとgigastreamのサイトとして見える(午前中に解決)。
- IAAサーバのトップページが"有珠山"関係で運用中となって誤解を与えた(午前中に修正)。
- ビデオデッキのトラッキングがあわずに上映できなかった(未解決・8日土曜は河内さんが代替機を準備)。
- テーブルの上の布がマウス動作のために邪魔になった(河内さんがマウスパッドを持参した)。
- 用意したビラ1,000枚のうち750枚がはけて、週末足りなくなる(玉木さんに2,000枚の増刷をお願いした)。
- HUBおよびルータのLAN接続点の接触不良により、接続できない場合があった(配線整理によりある程度解決)。
- アンケート回収箱がなかった(阿部さんが作成)。
7月8日(第2日目)
- 成果
- 会場出口で"モバイルチーム"が移動登録所を行ったのが反響があり、モバイルでの体験者も二十名以上にのぼった。
- アンケートに積極的に協力いただき前日以上のデータが取れた。
- 来場者はもともと情報通信に興味がある方が多く積極的に体験していただけた。
- iモードが復旧した。(動かなかった原因は"cgiプログラムのパスが不適切"であり、今井さんの"力技"で修正)。
- 問題点
- IAAサーバのiモードページが"有珠山"関係で運用中となって誤解を与えた(7/9修正予定)。
- WIDEからお借りしたビデオテープに画像が入っていなかった(吉田さんが代替機を準備したが無意味だった)。
- デモ中にビデオデッキを交換したがみっともなかった。
- 積極的に声をかける人かけない人の差が大きかった。
7月9日(第3日目/最終日)
- 成果
- 昨日に引き続き多数の方に興味を持っていただけた。
- 会員(スタッフ)が熱意を持って広報および説明を行った。
- 問題点
- アンケートを記入していただくための"下敷き"を今日も忘れた。
- バックヤードの整理が悪く、ビラが余った(約100枚)。
- J-SKYでは登録や検索が不可能だった(iモードでは問題なし)。
- モバイルチームの動き方があまりよくなかった。
- 何人かまとめて説明するためのPA(マイク)を準備していなかった。
- デモ用の携帯電話(現物)が無かった。
- ウィルス関係の質問が数点あったが対応できるような出展内容ではなかった(ソフトウェアセンター側への反省)。
その他(前述の成果の概要で記した内容は除く)
- 全体を通して
- インターネット体験教室において、おあしすネットサポーターの方々からのサポート依頼が3日間で数件あった。
- 感想
- イベントの性格上、来場者はほとんど情報通信分野に興味がある方が多かったため、多数の協力が得られた。
- 新潟地震の日 や阪神淡路大震災の日にこだわることはできなかったが、その日以上に多数の方に体験していただけた。
- 全国各地にて類似のイベントがあるので、その際には他の団体でもぜひ手がけていただきたい。
- 携帯電話各社は新潟の支店ではほとんど 企画内容には関与していないようだ。したがって、携帯電話などを借りたい場合にはかなり前から支店の営業を通してネゴをしていないと困難である。
その他
- モバイルチームでは本間@新発田さんと河内さんのSII(DDIポケット)のカードを利用したのですが通話料は?
- 現在の IAA システムの特徴を伝えられるサンプルデータを登録しておくとよかった。例えば、同一人物で、日がたつにつれて状況が変化するものなどは、システムを理解してもらう上で有効と思われる。
- 酒井さんから、次の感想・意見あり。
- NMWはこれで終わり(?)だが、NIINA とソフトウェアセンターには、もうちょっと、何か面白いことをやって欲しいと思う。NIINAは産・学・官の協力を謳っているが、実際には新潟では学が弱くてリーダーシップを取れないし、官ははっきり言って及び腰、産は一部を除き不景気でしけた話ばかり。NIINAだろうけれど、うまく機能しているとは言いがたい。展示会の出展社が減っていくようでははっきり言って困る。このネガティブフィードバックを断ち切るにはどうしたらいいか。NISOCで何かできることはないか。
- IAAこそは、官というか行政サイドでプロモートして欲しい。実際IAAのコーナーで入力をやっていただいた方に行政の方がおられて、行政サイドの協力云々という話をしたら、ぜひやりたいですねと言ってくださった方もいた。 実際、地震で避難所生活どうこうという話になれば、阪神大震災の例を引くまでもなく、行政とボランティアの協力は必然的に必要なのだから、行政サイドこそが、積極的に訓練に参加すべきなのかも知れない。また、入力をお願いした人の中に、「名前を入れて、どうするんだ、 君たちはどういう団体だ、名簿屋に売るんじゃないのか」という意味のことを言って、結局協力していただけなかった、という人もいた。こういう人の疑いを解くためにも、技術的には(ソシアルエンジニアリング 対策まで含めた)セキュリティ対策、制度的あるいは政治的には行政サイドからのオーソライズが必要なのではないかと思う。
参考資料(7月6日〜7月9日の流れと参加者等)
7月6日(前日準備)
- 会場設営が大幅に遅くなって、取りかかったのは16:30頃。
- 玉木さんにお願いしたパネルは良好。配置はちょっと問題あり。
- ISDNルータがうまくネットワークにつながらず、会場での設営を終了。(18:30頃)
- 18:40頃井上さんと阿部委員長が北陸電電へ。
- 19時頃本間@新発田さんも北陸電電へ。ISDNルータ設定作業を実施。
- 21:30作業すべて終了。
- 本日の参加者(順多少不同)
羽柴会長、市村さん、玉木さん 酒井さん、井上さん、阿部委員長、河内さん(16:45でいったん帰社)
7月7日(第1日目)
- 8:00 設営開始。
- 8:30 IAAサーバ到着設定開始。
- 9:20 設定ほぼ終了。
- 9:25 招待者会場視察。
- 10:00 開場。
- 17:00 終了。
- 本日の参加者 (順多少不同)
井上さん、本間忍さん、渡部さん、河内さん、阿部委員長。
- 他に、応援に来ていただいた方
吉田さん(サーバ配達・設置)、田中さん、稲川さん、玉木さん。
7月8日(第2日目)
- 9:30 設営開始。
- 10:00 開場。
- 10:40頃 iモード用ページ復旧。
- 17:00 終了。
- 本日の参加者(順多少不同)
井上さん、渡部さん、吉田さん、金さん、今井さん、酒井さん、石本さん、鈴木一郎さん、市村さん、河内さん、阿部委員長。
- 他に、応援に来ていただいた方
本間@新発田さん、神保さん
7月9日(第3日目/最終日)
- 9:30 設営開始。
- 10:00 開場。
- 16:00 ビラ配布終了。
- 17:00 終了/撤収開始。
- 17:40 撤収終了。
- 本日の参加者(時間限定の方を含む・順多少不同)
井上さん、渡部さん、吉田さん、金さん、今井さん、田中さん、石本さん、稲川さん、市村さん、河内さん、阿部委員長。
- 他に、応援に来ていただいた方
羽柴会長、南部さん(差し入れ)、小菅さん、玉木さん(大型モニターおよびIAA印刷物)
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