クライアント設定項目
ここでは、クライアントの設定項目の意味を設定メニュー(CLIENT CONFIG MENU)
に従って説明します。
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1) Email to report as [default:rc5@distributed.net] ==>
- この電子メールアドレスが参加者を識別します。例えば、rc5@nisoc.or.jp
と指定することでNISOCチームの成績として計算結果を鍵サーバに返します。
もちろん、個人のアドレスによる参加も可能です。この場合は、自分で
deistributed.net
にエントリーして下さい。
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2) Blocks to Buffer [in:out] [default:10] ==>
- 自コンピュータに貯めておく鍵束の数を指定します。鍵サーバから
1度にもらって来る鍵束の数をはじめに、コロンの後には、鍵サーバに
返す鍵束の数を指定します。指定できる数の最大値は、1000です。
デフォルトでは、"10:10"となっているので、まとめて10個の鍵束をもらって、
計算結果10個をまとめて返すことになります。
ダイアルアップしている場合は、大きめの値に変更してもよいかもしれません。
但し、普通のパソコンでは、10ブロックでも数時間かかるので、特別にパワーの
あるコンピュータ以外は、デフォルト(10:10)のままでも問題ないでしょう。
また、鍵サーバからもらった鍵束の計算を全て終えても、新しい鍵をランダムに
作って計算を続けるので、特に気にする必要はありません。
- 3) Blocks to complete in run [default:0] ==>
- クライアントプログラムの終了条件を指定します。
0の場合は、自動的に処理を繰り返します。
1以上の値を指定すると、その個数分の鍵束の計算をし終ると終了します。
デフォルト(0)のままで問題ありません。
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4) Hours to complete in a run [default:0] ==>
- クライアントプログラムの終了条件を指定します。
0の場合は、自動的に処理を繰り返します。
1以上の値を指定すると、その時間が経過すると終了します。
デフォルト(0)のままで問題ありません。
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5) Keys per timeslice - for Macs etc [default:65536] ==>
- MacOSなど協調マルチタスキングを行うOSで、クライアントがOSや
他のアプリケーションにCPUを空け渡すタイミングを指定します。
ここに設定した数だけ鍵を調べると、次のプログラムにCPUを空け渡します。
古いMacintosh等を使用していて、パフォーマンスの低下が気になる方は、
小さめの値を指定してみて下さい。
デフォルト(65536)のままで問題ありません。
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6) Level of niceness to run at [default:0] ==>
- プログラムの優先度を指定します。
- 0を指定すると、他のプロセスには影響を与えません。
- 1を指定すると、アイドルプロセスよりは優先度が高くなります。
- 2を指定すると、通常のプロセスと同じ優先度で動きます。
普段利用しているコンピュータでは0か1を、遊んでいるコンピュータで
計算する場合は、2を選択して下さい。2を指定した場合は、パフォーマンス
が著しく低下する恐れがあります。
デフォルト(0)のままで問題ありません。
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7) File to log to [default:] ==>
- ここでは、ログファイルの名前を設定します。
ログを記録したい場合、rc5.logなど適当なファイル名を指定して下さい。
空欄の場合は、ログをとりません。
デフォルト(空欄)のままで問題ありません。
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8) Network communication mode [default:1] ==>
- ネットワークの接続形態を指定します。
- インターネットとの接続に特に制約のない場合に指定します。
ダイアルアップの場合もこれに該当します。
- Telnetならインターネットと接続できる場合に指定します。
ファイアウォールの内側にいる場合、設定する必要のあることが
あります。ネットワーク管理者と相談して下さい。
- Telnetを使いますが、データをuuencodeする必要がある場合に
指定します。
ファイアウォールの内側にいる場合に設定する必要のあることが
あります。ネットワーク管理者と相談して下さい。
- HTTPプロキシを使って鍵サーバとやりとりします。
ファイアウォールの内側にいる場合に設定する必要のあることが
あります。ネットワーク管理者と相談して下さい。これを選択
すると、メインメニューに
11) Local HTTP proxy addressと、
12) Local HTTP proxy port [default:80] ==>
の項目が増えます。
- エキスパートモードになります。
特別な設定を行なえるよう、メインメニューに
9) Preferred KeyServer Proxyと、
10) Preferred KeyServer Port [default:2064]、
11) Local HTTP proxy address、
12) Local HTTP proxy port [default:80]
の項目が増えます。
ダイアルアップ環境の人と、常時接続の人は1番(これはデフォルトです)で
よいでしょう。ファイアウォールの内側にいる人は、2か3を選んでください。
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9) Preferred KeyServer Proxy [default:rc5proxy.distributed.net] ==>
- 代理鍵サーバの名前を指定します。IPアドレスでの指定もできます。
代理鍵サーバ
の所在("rc5ploxy.nisoc.or.jp"など)が分かっていれば指定して下さい。
デフォルト(空欄)のままで問題ありませんが、接続しにくくなる場合があり
ます。
このメニューは、8) Network communication mode
で"mode 5) Let me specify custom network settins (expert mode)"を
選ばなければ設定できません。
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10) Preferred KeyServer Port [default:2064] ==>
- 鍵サーバに接続するポートを指定します。
通常、デフォルト(2064)で問題ありませんが、Telnetのポートの23番でも
接続できます。ファイアウォールの内側にいる場合など、管理者に
相談して下さい。
このメニューは、8) Network communication mode
で"mode 5) Let me specify custom network settins (expert mode)"を
選ばなければ設定できません。
-
11) Local HTTP proxy address [default:wwwproxy.corporate.com] ==>
- HTTPプロキシのアドレスを指定します。
ファイアウォールの内側にいる場合など、管理者に相談して下さい。
このメニューは、8) Network communication mode
で"mode 5) Let me specify custom network settins (expert mode)"を
選ばなければ設定できません。
-
12) Local HTTP proxy port [default:80] ==>
- HTTPプロキシのポートを指定します。
ファイアウォールの内側にいる場合など、管理者に相談して下さい。
このメニューは、8) Network communication mode
で"mode 5) Let me specify custom network settins (expert mode)"を
選ばなければ設定できません。
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13) UUE/HTTP mode [default:0] ==>
- 鍵サーバとの通信の際のデータエンコーディングの方法を指定します。
ファイアウォールの内側にいる場合、バイナリデータを送れないことが
あります。
- 0を指定すると、なにもエンコーディングしません。
- 1を指定すると、telnetのポートを使って、uuencodeした
データを送ります。
- 2を指定すると、WWWプロキシにキャッシュされないような
形式で、httpを使ってデータを送ります。
- 3を指定すると、2と同じですが、uuencodeを使います。
このメニューは、8) Network communication modeで
"mode 4) I have a local HTTP proxy that I can go through"か
"mode 5) Let me specify custom network settins (expert mode)"を
選ばなければ設定できません。
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15) Optimize performance for CPU type [default:-1] ==>
- コンピュータのCPUの種類を設定します。
- -1を指定すると、クライアントが自動的にCPUを認識します。
- 0を指定すると、Intel Pentium、Intel Pentium MMX、
Cyrix 5x86を明示します。
- 1を指定すると、Intel 80386、Intel 80486を明示します。
- 2を指定すると、Intel Pentium Pro、Intel Pentium IIを明示します。
- 3を指定すると、AMD 486、Cyrix 6x86/6x86MX/M2を明示します。
- 4を指定すると、AMD K5を明示します。
- 5を指定すると、AMD K6を明示します。
Intel系のCPU以外では、意味を持ちません。
デフォルト(-1)のままで問題ありません。
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16) Message Mailing (bytes) [default:0] ==>
- ?????????
-
21) Number of CPUs in this machine [default:1] ==>
- CPUの数を指定します。
指定された数だけ、プロセスが同時に動きます。
このメニューは、マルチプロセッサ用クライアントにしかありません。
-
22) Checkpoint information filename [default:none] ==>
- ?????????
-
0) Quit and Save
- 設定メニューを終了し、設定ファイルを更新します。
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