新潟インターネット研究会(NISOC)では、1998年1月17日に行われる、 WIDEプロジェクト主催の 「第3回インターネット災害訓練」に参加致します。
この訓練は、さきの阪神・淡路大震災を契機として災害時における インターネットの役割と、災害にも耐えうるシステムの技術的な 検討を目的として実施されるものです。当研究会では、過去2回の 訓練に任意で参加してきました。参加に当たっては、 特にWIDEプロジェクトで大きな問題とされた、生存者情報データベース への登録・検索時における操作性の問題解決を計るべく、データベース の臨時登録所の開設を主たる目的としてきました。
今回の訓練では、WIDEプロジェクト及び関係各位との協調を 行った上で、新たなテーマとして特に非常時における通信回線の 確保に重点を置いた訓練を並行して実施する予定です。大規模 災害発生時に想定される、通常の電話回線の破綻や電源からの 隔離に対応できるよう、衛星携帯電話とノートパソコンを利用 したデータベースへの接続を計画しました。ドコモショップ新潟様 のご協力を得て、衛星携帯電話の利用によるインターネットへの 接続性の実証実験とマニュアルの作成を並行して実施する予定です。
現在企画されている訓練の内容は、以下の通りです。訓練内容の詳細も御覧下さい。
- インターネット災害訓練に関する広報
- LAN上に接続された端末からの生存者データベースへの登録・検索訓練
- 衛星携帯電話( NTT DoCoMo提供)とノートパソコンを利用した、 生存者データベースへの登録・検索
今回の訓練終了後、報告書を作成してWWWページにて公開する 予定です。
関連ページは以下の通りです。あわせて御覧下さい。