最終更新: Aug 14, 2000
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'00 インターネット災害訓練

アンケート集計結果
 

会期中は150名もの方にアンケートに回答頂き、大変ありがとうございました。

お答えいただいた方々

  1. 性別
    男性
    (111)
    女性
    (32)
    無記入
    (7)

  2. 年齢別
    10代
    (2)
    20代
    (44)
    30代
    (37)
    40代
    (33)
    50代
    (16)
    60代以上
    (9)
    無記入
    (9)

  3. 職業別
    学生
    (9)
    会社員
    (81)
    公務員
    (16)
    専門職
    (6)
    主婦
    (2)
    無職
    (6)
    その他
    (4)
    無記入
    (13)
 

IAAシステムの操作性について

  1. 試用していただいた登録方法
    パソコン(WWW) 97%146
    携帯電話(iモード) 1%1
    無記入 2%3

    パソコン(WWW)が圧倒的に多く、携帯電話(iモード)からの登録は1件に留まった。準備の関係でやむをえなかったのだが、悔やまれる。


  2. 登録項目について
    多い
    (11)
    ちょうど良い
    (127)
    少ない
    (9)

    項目内容について具体的にご意見をお聞かせください。

    「ちょうどよい」が8割を超えているが、「多い」「少ない」の1.5割を見逃すことはできない。
    自由記述の中で、"「通称」と「キーワード」の違いが今一つわからない"は注目すべきである。運営に携わったスタッフの中で、この違いを明確に説明できる者は多くない。ヘルプ機能で表示される内容にも原因があると思われるが、スタッフの勉強も必要である。


  3. 登録・検索方法について
    わかりやすい
    (89)
    普通
    (53)
    わかりづらい
    (8)
    無記入
    (4)

    登録・検索方法について具体的にご意見をお聞かせください。

    無記入と「わかりづらい」を合わせても、1割に満たない。おおむね「良い」と判断してよいと思われる。なぜなら、実際の災害に遭遇した場合は、登録にあたってはボランティアの人がアシストするであろうし、検索を自宅で一人で行う場合も必死に努力すると思われるからである。
    自由記述の中には、システムの改善につながるヒントとなるものも見うけられるので、謙虚に受けとめるべきである。

 

IAAシステム全般について

  1. あなた、もしくは、あなたの関係するどなたかが被災者となった場合に、やりとりが必要と思う情報にはどんなものがありますか?(複数回答可)
    自分や家族の周辺の被害状況 91%137
    交通機関・道路の状況 58% 87
    電気・水道・ガス等のライフラインの復旧状況 55% 83
    避難場所からの各種要請(救援物資、救護、ボランティア) 40% 60
    生活情報の案内(風呂、店舗、金融機関等の状況) 39% 59
    行政機関からの案内 28% 42

    その他、具体的には

    「自分や家族の周辺の被害状況」が圧倒的に多かったことはいうまでもない。「交通機関・道路の状況」をはじめとする生存や生活に関わるものが1/3以上を占めている。
    「行政機関からの案内」が1/3以下であることは、過去における行政機関の悪しき実績を雄弁に物語っていると見るべきであろうか。それとも、"やりとりが必要な情報"として具体的なイメージがわきにくいと見るべきであろうか。他の解釈も含めて、論議の分かれるところである。


  2. このようなシステムは自宅以外のどのような場所で使える事が望ましいと思いますか?(複数回答可)
    避難所 84%126
    公的施設(市区町村役場、公民館等) 67%100
    コンビニエンス・ストア 53% 80
    40% 60
    学校 39% 58
    会社 27% 40
    郵便局 19% 29
    商業施設(デパート等)の一角 6% 9
    大型ビル街の一角 5% 7

    その他、具体的には

    圧倒的に「避難所」が多い。公的施設が数多く選択されている中で、「コンビニエンス・ストア」が過半数を超えている。「コンビニエンス・ストア」の現在社会における存在の大きさが如実に現れている結果といえよう。
    自由記述の中の「自治体がもっと積極的に係わる必要があると思う」は、この問いに対しての適切な回答とは言えないが、注目に値する。IAAシステムには、行政から積極的に取り組んで欲しいことは、スタッフの総意といっても過言ではないと思われる。


  3. このようなシステムを利用する場合、問題だと思うところはどこですか?(複数回答可)
    電源が確保できないのではないか 61%91
    災害時にパソコンがすぐに準備できないのではないか 49%73
    避難場所等でインターネットへの接続が確保できないのではないか 43%65
    情報ボランティアのような操作に詳しい人のサポートが必要なのではないか 41%62
    情報が正しいかどうか判別できないのではないか 25%37
    災害弱者に対する配慮がもっと必要なのではないか 19%29
    学校や企業のような組織単位の一括登録・検索機能が必要なのではないか 17%25
    普段から動いていないシステムでは災害時に動く保証がないのではないか 17%25

    その他、具体的には

    「電源が確保できないのではないか」をはじめとする、災害時に稼動できないかもしれないことを憂慮する声が多い。災害の規模にもよるが、最低の稼動はできるので、今後の普及・啓発活動の中で、憂慮をなくするように努めていく必要がある。
    自由記述の多くは、今後の普及・啓発活動の中で解決できそうなものが多いといえる。


  4. このような個人データを安否情報として公開することについて、どう思われますか?
    この程度の情報は公開されてもかまわない 35%52
    災害時の間だけ公開されるならばかまわない 44%66
    災害時でも自分の情報は公開したくない 4% 6
    条例や法律で定めるべきである 3% 5
    無記入 5% 8

    その他、具体的には

    約9割の方が「この程度の情報は公開されてもかまわない」か「災害時の間だけ公開されるならばかまわない」のいずれかを選択している。しかし、残りの1割を見逃すわけにはいかない。自由記述に見られた「今後制定される法律(個人情報保護)との関係で検討の余地あり」は尊重されるべきであると思われる。


  5. 改善すべき点や追加すべき機能についてご意見をお願いします。

    検索した情報の確かさや精度を問う記述が多い。
    アンケートではないが体験をお願いした際に「名前を入れて、どうするんだ、君たちはどういう団体だ、名簿屋に売るんじゃないのか」とおっしゃる方もいらした。 これらについては、実際に稼動した事例やこれまでの訓練を元に、明らかにしていく必要があると思われる。


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